クイック・ジャパン編集部ブログ

太田出版発行の雑誌「クイック・ジャパン」の最新情報や編集部の様子をお伝えしていきます。
※表紙以外の画像は無断転載・使用を禁止させていただきます

←2010年2月 | ブログトップ | 2010年4月→

春なのに、お別れですか?

2010.3.31


無事に次号の校了を終えまして、本日はほうじ茶などをすすりながら
ネットという荒波をサーフィングしておりましたところ、
ゆらゆら帝国解散の文字がっっ!!

思えば高校時代、クラスの人気者になれなかった者同士での
「昨日のラジオ聴いた?」
「この漫画......やばいっすよ。ゲヘ」
などの会話とともにまぎれていたのが
「『ゆら帝』の新譜聴いた~」
でした。

当時ストニューとか、援助交際とか、高校生至上主義の時代の中で
まったくその波に乗り切れなかった私のような日蔭者に
ゆら帝の音楽はアンダーグラウンドシーンの「かっこよさ」を
見せつけてくれた最高のバンドでした。

それから十余年。ゆら帝の音源もずっと聴いてきたし、
たくさんのライブに行った思い出が(考えたらすごい観てるなぁ)脳内でキラキラ輝いてます。

ラストライブには行けなかったけれど、
近年では2007年の年末リキッドではあまりの神々しさにライブ中神様を見たし、
81号で特集した直後のスタジオコーストでも
凄まじさを感じたし、
朝霧では広がる夜空の下、ゆら帝の音があまりにも気持ち良すぎて、
坂本さんの歌詞があまりにも胸に来て、
なんか泣きそうになりました。
私に、いろいろな景色を見せてくれた最高のバンドでした。

解散理由が「完成しちゃった」というのも
ゆら帝らしすぎます。

 

編集部員の平林が先ほどから胃痛を訴えているのですが、
なぜかバームクーヘンを食べているのでツッコむと、
「バームクーヘンは胃にやさしい食べ物なんです!」
と豪語。
......ええっ? そうなの?
何はともあれ体を大事に。
では。次号発売を皆様お楽しみに!!


七井


お待たせしました! 次号特集を発表します!!

2010.3.29

すっかり更新が滞っており申し訳ありません!
ただ今Quick Japan編集部は絶賛校了中。
ということで、もうそろそろ発表していきましょう。

次号Quick Japan89号の特集は......


【第1特集】
市原隼人
「熱さ」と「冷静さ」が重なり合うとき

岩井俊二監督の『リリィ・シュシュのすべて』で鮮烈なデビューを飾り、
数々の映画やドラマに出演してきた市原隼人。
今回本誌では、彼の主演最新作『ボックス!』のクランクアップに密着。
そして2時間に及ぶ単独インタビューを敢行。
"熱きヒーロー"として受け止められる市原隼人の
「今」と「これから」に迫ります!


【第2特集】
アニメ版『銀魂』
最高に間違ってるヤツら

本誌86号の漫画『銀魂』特集に続く『銀魂』第2段!
4年間にわたる放送を先日終えたばかりのアニメ『銀魂』。
視聴者の度肝を抜く演出で、アニメ界の、いや、テレビ界の
常識を覆してきたアニメ『銀魂』を、監督対談に万事屋トリオを演じた
声優陣へのインタビュー、全201話のスタッフ人気投票とプロデューサー座談会に
待望の劇場版情報も含めて全23ページの徹底特集!!


【第3特集】
『マジすか学園』

AKB48が、まさかのメンバー総出演でヤンキーを演じ
話題を読んだ、ドラマ『マジすか学園』。
演技未経験者を含むアイドルグループが生み出したドラマは、
ドラマ自体の魅力も多分に含まれていた。
本誌独占クランクアップ密着レポート、3人の監督による各話解説、
企画・原作者である秋元康へのインタビューで総特集します!


その他の企画も随時発表していきます!!

Quick Japan89号は4月13日(火)より順次発売です。
どうぞお楽しみに。

[日記]このタイミングで......

2010.3.16

 自宅PCが壊れました。
 とても困っています。
 安い中古のノートPCでも買って凌ごうかな......。
 ハァ困った......。


   平林

THE HITS 始動!

2010.3.09

THE HITSというプロジェクトが動き出すと聞いたのは、
年明けて間もない頃のこと。
過去の名曲をオルガンを中心に据えたバンド編成でカバーする
プロジェクトだということ。

カバーアルバムが大手を振って歩く時代にちょっと嫌気がさしていたところも
あったので、正直「何故に?」と思う心もございました。
ただ、気になったのは「オルガンを中心に」ということ。
どういうこと?
栗コーダーカルテット的なこと?

しかも面子がすごい。
オルガンを弾くのは山下達郎やら桑田圭祐やらの演奏も手掛けてきた
稀代のキーボーディストの難波弘之氏
ドラムはくるりの元ドラマー、森信行氏
ベースはKYOTO JAZZ MASSIVEなどでも活躍する池田憲一氏
ってかジャンルバラバラじゃない?

そんな疑問と不安を抱きながら、セッション初日のスタジオにお邪魔してきました!

到着した瞬間に聴こえてきた耳覚えのある楽曲。
それは、レッチリの「Californication」!
いやいやいや、ちょっとびっくり。
しかもまったくイージーリスニングとは真逆のロック方向。
ちょうど池田氏があの印象的なリフを録音している最中でした。

DSC_7533.jpg

森信行(Dr.)、池田憲一(Bass)

その後難波氏がオルガンでメロディラインを音録り。
ロックのメロディライン(しかも英詩)をオルガンで再現するっていうのが
至難の技だってことが良く分かる。
でも、それをロックテイストでやれるのが難波さんなのだなと思う。
そこに厚く絡む森さんのドラム。

DSC_7538.jpg

難波弘之氏(Org.)

正直聴くまではもっとsubmegreっぽい感じなのかと思ってたのですが
(池田さんもいるし)思ったよりも生音。
オルガンの方がギターよりもロックっぽい音を出すこともできるんだなってことと
同時に、ロックなんだけどオルガンで聴くとメロディが際立つから
抒情性が増すんだなと思う。


ここでこの場では最年少なのにキレ者ディレクターが
「もっとクラブジャズっぽい感じがほしい」との要望が。

DSC_7560.jpg

セッションの方向性を話し合う皆さま

そこで今度は皆で同時に音録りを開始。
私録音スタジオにこっそりお邪魔して端のほうで爆音で音を聴かせて
いただきました。

DSC_7552.jpg

セッションの最中には最高のバイブレーションが

そこでなる音は今度はまた全然違う、セッションならではの躍動感が
生まれていて。
セッション初日ですよね?
なんでこんなに息ぴったりなんですか!?
と誰かに詰め寄りたくなるくらいの凄まじさ。

これからオリジナルとの距離も考えながら様々なアプローチで
楽曲をカバーしていくとのこと。
Oasisの名前も挙がってましたよ。

DSC_7531.jpg

左から池田氏、森氏、難波氏

これからどうなっていくのか本当に楽しみなプロジェクト、THE HITS。
皆さんに話を訊くと

難波氏
「面白いのは、譜面を書いてきても、音合わせをあしたら一発でがらっと変わるところ。
 いろんなアイディアを持った人間の集まりだから、これから出てくる
 音がどんなものになるのか楽しみです」

森氏
「いろんな化学変化が起きる場所だし、いろんな予感がある。
 3人の重なっている部分とはみ出る部分を大事にしたいです」

池田氏
「この2人とできるのがとても光栄です。みんなフィールドは全然違うのに
 初日を迎えてみて『面白くなりそう』って確信できたし、本当に可能性を感じてます」


とのこと。
今後の動向も追っていきたいと思いますのでお楽しみに!

ちなみに、お礼を言って帰ろうと離れたスタジオからは
「Dani California」が聴こえました。


七井


『モヤさま』伊藤Pインタビュー後編、アップ!!

2010.3.09

『モヤモヤさまぁ~ず』伊藤Pへのスペシャルインタビュー後編、アップしました!
前編をアップした際はものすごい反響をいただきまして、
皆さま続きが気になっていたかと思います。

後編は、ゴールデンタイムの呪縛から、テレビ東京への愛、
そして今後に広がる展望について語ってくださっています。

 記事はこちらからどうぞ!


『モヤさま』伊藤Pインタビュー前編、アップ!!

2010.3.03

 『モヤモヤさまぁ~ず』伊藤Pへのスペシャルインタビュー前編、アップしました!
 記事はこちらからどうぞ!

 2月中旬、新聞やネットを中心に『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京)がゴールデンタイムに移動するというニュースが流れた。あまりにも意外なその展開に、視聴者の多くは否定的な反応を示した。人気のある深夜番組がゴールデンタイムに移動して、パッとしないままフェードアウト―――。こんな光景を数え切れないほど見てきた視聴者にとって、今回の『モヤモヤさまぁ~ず2』の移動を素直に喜べないのは当然のことだろう。
 そこで本誌は、『モヤモヤさまぁ~ず2』の総合プロデュースを手がけ、番組にも度々登場する"伊藤P"こと伊藤隆行氏に、今回の移動について緊急インタビューを敢行。これまで『やりすぎコージー』『モヤモヤさまぁ~ず2』の特集はもとより、本誌88号掲載「特集 いま、テレビは。」に登場し、自身の番組に対する姿勢やテレビへの思いを語った伊藤氏にとって、今回の『モヤモヤさまぁ~ず2』の移動はいったいどのような意味を持つのだろうか。

 後編は3月8日アップ予定です!

←2010年2月 | ブログトップ | 2010年4月→