クイック・ジャパン編集部ブログ
太田出版発行の雑誌「クイック・ジャパン」の最新情報や編集部の様子をお伝えしていきます。
※表紙以外の画像は無断転載・使用を禁止させていただきます
明智小五郎VS怪人20面相
2010.4.30
編集部・平林です。
年に一度のドキドキイベント、健康診断に行ってきました。
毎年のことですが、血圧が超低かったです。
そして体重がまた減ってるっぽかったです。
でも、いつも「問題なし」の結果が出てますからね!
*
さて、本日は午前に取材。
現在絶賛放映中のドラマ『三代目明智小五郎』。
こちらでダメな三代目明智小五郎をコミカルに演じる田辺誠一さんと、明智家の宿敵・怪人二十面相(こちらも三代目)を演じるあの人の対談企画!
......あの人って誰やねん!
......スミマセンまだ秘密です。
でもきっと、皆さん驚きつつ納得されると思います。今後の放送をチェック!!
取材では収録にまつわる素敵なエピソードの数々が明かされましたよ。
そしてそして、田辺さんがtwitterで披露されているクレイ製明智人形たちも参戦!
か、かわいい......!!
田辺さんにお願いしてわざわざ持ってきていただきました。ありがとうございます!
写真撮影も和やかな雰囲気で、とても楽しい取材でございました。
今後驚愕の展開を迎えるドラマをチェックしつつ、6月14日発売の90号をお待ち下さいませ!
平林(田辺さんに「小沢健二に似ている」って言われたよ!! うわはー!)
空知先生ィィィィィィィィィィィッ!!
2010.4.30
今日は『銀魂』34巻の発売日!
朝一で近所の本屋で入手し、わくわくと会社への道のりで
読み始めたところ、ところ、ところォォォォォォォォッ!
単行本のお楽しみ、空知先生の直筆メッセージのところで
クイック・ジャパンのこと書いてくださってるじゃないですか!?
ありがとうございます!
......って、でもあれ?
これって恨み節?
アニメ版『銀魂』特集号で空知先生を
仲間外れにしたって、そんなこと、もしやもしや思ってたり?
いやいや、違うんだってば!
空知先生忙しいって思ったから、思ったから!
空知先生も楽しんでいただける特集にしようって心に決めて、
空知先生の仕事場の方向に毎朝お辞儀してから
原稿にむきあったりしてたわけであって、
その......ごにょごにょ。
でもでも嬉しいっす!(また子)
気にしていただけてただけで嬉しいっす!
ってか、34巻も最高でした、空知先生!
おら、一生ついていく覚悟っす。
ということで、どんなコメントが書いてあったかサンタクロース篇の続き&年賀状&チョコ&四天王篇が
読める『銀魂』34巻、マストバイで。
あ、アニメ版『銀魂』特集のQuick Japan89号もよろしくです。
七井
やんちゃがしたい
2010.4.28
こんにちは七井です。
更新遅れてしまい申し訳なしです。
週末も色々なところに遊びに行っておりました。
西加奈子さんの個展では結局3時くらいまで飲んでしまいました。
こだま和文さんが酔っ払って椅子から転げ落ちたりする現場を
目撃してしまった......。
日曜日にはもう一度『銀魂 劇場版』を観に。
ものすごい人の入りでした!
ちゃんと小学生の男の子の集団も来ていて微笑ましい。
月曜日にはマキタスポーツさんのライブへ。
満員御礼でしたよ。
このレポートは鈴木工さんが次号(90号)で
皆さまチェックよろしくです。
明日はサウンドガーデン(@日比谷野音)。
サニーディ・サービスのインタビューをできる予定なので
そのコメントはwebのスペシャルコンテンツでアップします。
お楽しみに!!
七井
このウェブ小説がすごい!
2010.4.26
編集部・平林です。
月曜日もあと数時間......今週も頑張っていきましょう!
*
話は先週に遡ります。
打ち合わせの席で、ライターY氏と『SAO』の話をしていたのです。
Y氏「『SAO』最高ですよ!」
平林「面白いですよね!」
Y氏「新刊の4巻は読みました?」
平林「いやすいません、まだ積んでます」
Y氏「だめじゃん! 今すぐ読んでください!」
平林「......はい。で、Yさん、先日お渡ししたサンプル盤観ていただけました?」
Y氏「......まだです」
平林「だめじゃないですか! 観て下さいよ!」
というような話をしておりましたのです。
『SAO』は『ソードアート・オンライン』の略で、今最も面白いライトノベルのひとつです。
バーチャル世界を描いたフィクションが多く書かれるようになって随分経ちますが、本作は新たな地平に到達しております。必読です。
その『SAO』、元々はウェブ小説(オンライン小説)でした。ウェブ小説というのは文字通りウェブに掲載されていた小説でありまして、大体無料で読めます。無料でこんなものが読めるとは驚きですが、他に『迷宮街クロニクル』なんていう作品も元々ウェブ小説だったりと、沢山素晴らしい作品が埋もれているのです。
*
で、自宅にて『SAO』4巻を探しに探した(そして結局発見できなかった)週末が過ぎ、本日月曜日。
お昼過ぎに前述のライターY氏からメール来信。
文末に「今読んでいるネット小説」として添付されていたアドレスがこちら。
まだ最初の方しか読んでませんが、これはすごいのでは......。
既にネット上の名士の皆さんも紹介しておられますが、なんだか初めて体験する感覚です。
作者の方は一体何者でいらっしゃるのでしょうか......。
わたし、気になります。(c)千反田える
平林
スローな仔犬
2010.4.22
なんだか寒の戻りが何回あるんだ!? ってくらい寒い
春ですが皆さまいかがお過ごしですか?
次号の特集に向けてライターさんたちと打ち合わせを
重ねています。
この特集の意図は? どうやったら伝わる? ってことを
毎日足りない脳みそをフル稼働させて考えてます。
そんな時に最近よく聴いてるのがspitzの初期の暗い遅い曲。
いや~、今のさわやかなイメージの曲も良いのですが
初期のひねくれている、掠れた草野正宗さんの声は
たまらないものがあります。
ところどことヘロヘロだったりして。
お勧めは
ミニアルバムの『オーロラになれなかった人のために』
(オケを入れた荘厳な一枚)の中の「田舎の生活」「ナイフ」や
もともと「日なたの窓に憧れて」のB面だった「コスモス」などが
ツボです。
あと『惑星のかけら』に入ってる「アパート」とか「シュラフ」とか。
このアルバムは両方92年作。
20年ちかく前なんですなぁ。
でも今聴いても若いバンドの衝動とヘロヘロのねじくれた自意識が
ポップソングになっている手腕にワクワクする。
そして、挙げた曲は暗いというかテンポが遅かったりして
ぐるぐるれろれろ回る思考に沿う感じで、終電間際の電車で一人聴いてると
気持ち良い浸り方ができます。
そうそう、私が良く行く会社近くのお寿司屋さんがあるのですが、
駅に看板が出ていて、何気なく見たら
これ、確実にキャバクラのお姉ちゃんを同伴する親父目線の
お寿司屋さんのイメージ!!
みんながみんなそうなわけじゃないのにさ。
ひどい思い込み!
では!
七井
ユニバーサルJ (2002-10-16)
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スピッツらしからぬ
ジブリと言ってみる
変態・
これはスピッツ流のプログレだ!
ユニバーサルJ (2002-10-16)
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四畳半のまま、宇宙へ
ヘビーなアルバム
最高傑作
グラマラスなスピッツ
鈴木慶一さん登場!
2010.4.21
編集部・平林です。
暖かかったり寒かったり、本当に妙な気候です。
僕はもうずっと体調が変ですが、皆様はくれぐれもお気をつけ下さい......。
**
さて、本日は吉田豪さんの連載「不惑のサブカルロード」の取材に行ってきました。
これまでに名だたるサブカル偉人の方々にご登場いただいた本連載ですが、次号も素敵なゲストの方にご登場いただきます。
次号ゲストは、ムーンライダーズのボーカル・リーダーであり、プロデュースや『MOTHER』『座頭市』などの音楽でもお馴染み、日本音楽シーンのリビング・レジェンド鈴木慶一さんです!!
二時間に及ぶ取材では、貴重なお話が沢山飛び出しました。
編集者としては勿論、いちファンとしても読むのが楽しみです。
鈴木慶一さんが音楽を手がけた北野武監督最新作『アウトレイジ』(6月12日公開)とあわせて、皆様是非是非ご期待下さいませ!
平林
エイリアンがかわいすぎる!!
2010.4.20
皆さまこんにちは。
雨いやですねー。
ここ数日の諸々話なぞ。
木曜日は予告通りに七尾旅人@フロロック。
ここ半年七尾さんのライブにはよく出没しているのですが、
フロロックはその中でも最高の空間でした。
七尾さんのトークも冴えていて、噂のZ計画も発表されましたよ。
詳細は七尾さんのHPにて。
土日に『アリス・イン・ワンダーランド』と
『第9地区』を観てまいりました。
『アリス』はティム・バートンらしい美しく奇妙な映像。
3Dにこだわったっていうのがよく分かる。
内容はティム・バートンって子供がいる人なんだなーっていう
割と教訓的な内容でしたが、大画面で観るのは爽快。
そして、『第9地区』!
これは皆さん観たほうが良いですよ。
本当に、絶対に、確実に。
こんなにすべてが詰め込まれたパーフェクトなエンタテイメント映画
なかなかないですよ。
エイリアンの造形はグログロですが、だんだん愛しくなってくるので
これはもう必須で皆さん観ていただきたい!
さらに、皆さまお金を貯めておいていただきたいのは
いよいよ劇場版『銀魂』が今週末に公開だということ。
これも必見です。
オリジナルに加えてのあのシーンやこのシーンが
もう、最高にカッコよすぎる!
そして爆笑必至。
嗚呼、『第9地区』でも言った舌の根が乾かぬうちになってしまうけれども
これまたパーフェクトなエンタテイメント!
観るべきものが多すぎる。
そうそう、某映画誌の編集さんから『息もできない』が傑作だと情報を
いただいたので、これまた観に行かなくては。
昨晩は77年~78年生まれの作家さんたちの飲み会に参加し
結局3時くらいまでどっぷりと。
すべてustreamで配信しても大丈夫なくらい面白かったです。
が、配信したらまずい内容もちらほら(笑)。
文芸界に、こんなに面白い物語を紡ぐ若い世代がたくさんいらっしゃることの
幸せをかみしめております。
明日は清竜人さんのライブ。
今週末もあらかじめ決められた恋人たちへのライブに
西加奈子さんの個展に、
宇野祥平さんが鉄割アルバトロスケットの面々と行う舞台
「ウィリアム害虫駆除野郎」にと、忙しいです。
あ、遊んでばっかりいるわけじゃないのですよ!
次号のネタもがんがん稼働しております。
お楽しみに!
明日は初めてのデジイチを買う予定
七井
『四畳半神話大系』、はじまるよ!!
2010.4.19
編集部・平林です。
アニメ好きです。
今期も素敵なアニメが沢山ありますね。
『けいおん!!』『おお振り』『さらい屋五葉』『Angel Beats!』『荒川アンダーザブリッジ』『WORKING!!』『いちばんうしろの大魔王』『刀語』......。
皆さんは何をご覧になっていらっしゃいますでしょうか?
*
そんなおもしろ作品目白押しのアニメ界、ある意味で今期最も飛ばしている作品が『四畳半神話大系』!!
公式HPではPV(右上の方にあります)も公開中。僕はもう少し長い尺のものも拝見しましたが、あの摩訶不思議な世界観がアニメに昇華されております。そして明石さんが素敵です。明石さんにたしなめられたい......(以下自重)。
森見氏も太鼓判のトンでもなくオモチロイ作品になっております!QJ今号の記事と併せて、是非是非チェックしてみて下さいませ。
*
それから......。
『四畳半神話大系』関連で、もう一つ面白い企画が進行中です。
こちら、解禁できる状況になり次第、順次お知らせしていきます!
平林(がんばりますー)
で、中国ってナニ?
2010.4.16
編集部・平林です。
今日も今日とて寒いですね。
僕はガリガリに痩せ細っているので、寒さは大嫌いです。
因みに暑いのも嫌いです。
**
さて、今日は本誌QJCで執筆中の安田峰俊氏、初の著書をご紹介。
中国の大規模掲示板を翻訳する人気ブログ『大陸浪人のススメ』の管理人が、オタクカルチャーからチベット・ウイグル問題、日本のAV女優談義から共産党批判まで、彼らの本音をモニター越しに聞いてみた!
歴史文化ビジネスと幅広いフィールドで中国を体感し、ネットを通じて現地のユーザーとダイレクトに議論する著者だから書ける、笑えるけれど本気の中国論。
これを読めば、テレビや新聞が報じない"あの国のリアル"がわかる!
安田氏は本誌では仏教ネタが多いですが(実家が古いお寺)、実は元々中国史の研究者で、語学も堪能。
学生時代からその有り余る行動力を駆使して、アジアを中心に縦横無尽に渉猟していたのですが(平林は学部時代の同級生)、その活動はネットでも旺盛です。
思えば我々の中国観というのは妙な形成過程を持っていて、なかなかフラットな視点で中国を見られないところがあります。また、報道が伝える中国というのもやはり、一面的なものです。
原稿段階で読ませてもらったのですが、本書には生の中国が沢山つまっています。
大学で中国語を学ぶ人や、仕事で中国と関わる人は勿論、「中国って何なの?」と思っている方にも得るところの多い本だと思います。
安田氏はブログも面白いので、宜しければどうぞ!
→大陸浪人のススメ
平林(青海省の地震、本当に心配です)
SFの世界すでにあり
2010.4.15
温かくなったり寒くなったり、いったいいつダウンジャケットを
クリーニングに出せばいいのか悩む日々ですが、皆さまいかがお過ごしですか?
寒い日はおうちでQuick Japan。
温かい日はお外でQuick Japan。
どうぞよろしくお願いします。
さて、私Quick Japanの編集をしながら、写真集の編集も行っておりまして
その写真集がついに来週刊行の運びとなりました!
タイトルは『Build the Future』。
日本の先端技術の現場を撮影した圧倒的なスケールの写真集です。
(Quick Japan89号でもご紹介しております)
著者の西澤丞氏は、科学の先端技術の写真などを撮り続けてきた
第一人者で、今回は核融合研究施設や高加速器研究施設などの
7つの施設の写真を撮り下ろしております!
とにかくその迫力を手に取ってご覧いただきたい!
しかも今回、帯のコメントを寄せてくださったのが
劇場版エヴァンゲリオン監督の庵野秀明氏。
ガンダムなどのメカデザインや監督をしている出渕裕氏。
ローレライや日本沈没の監督、樋口真嗣氏。
超・豪華!
以下帯コメントです。
科学の固まり。未来の具現化。子供の頃からのあこがれ。。。
圧倒的な巨大機械構造物群の前に「もう、シビレるっ!」としか云えません。
お薦めです。
庵野秀明(監督とか)
あの頃 科学が未来だった 未来が科学だった 夢の未来がそこにあった
ここには「未来」がある 「現在」という「未来」がある
この本の中には 科学の子の、「夢」がある
出渕 裕(デザイナー/映画監督)
社会科見学だけじゃ、この衝撃は得られない。
人智を超えた叡智と行動力によって実現されたそれらの凄さを
我々は表層を通じてしか実感できない。複雑を極めながらも一
切のムダが無いその意匠を、肉眼で見るよりも遥かに魅力的に
切り取る......それこそ写真の凄さであります。
残念ながら実物が見学できてもこの衝撃や感動は見られないよ。
樋口真嗣(映画監督)
ぎゃー!! 鼻血が出そう!
とにかく、メカ好き、建築好き、SF好き、特撮好きの皆さまの
ハートをがっちりつかむ写真集となっております。
発売は4月22日。一部ネット書店ではすでに予約受付中です。是非に是非にご覧くださいませ!!
昨日はサンミュージックのGETライブに伺ってきました。
本誌89号に登場の鳥居みゆきさんや飛石連休の藤井さんも参加。
本文では書ききれなかったのですが、取材中お二人の口から何度も出てきた
「ケンキ」さんのライブもしっかり観てまいりました。
いやいや、マジで面白かった。個人的にはぷち観音の128kgのなっちゃんが
ツボでした。勢いのあるライブでした。
今日はこれから七尾旅人氏のライブ@吉祥寺弁天湯
KAIKOOの興奮や再び。
だらだらと日本酒などを飲みながら楽しみたいと思います!
お笑いライブも音楽のライブも映画も演劇も美術展も観たいものが多すぎて
困ります。
でも、面白いイベントがあれば
nanai@ohtabooks.comまで
どんどん教えて下さいませ。
ではでは。
七井
[日記]みどりの日々
2010.4.14
こんにちは、編集部・平林です。
QJ89号、お陰様で出足好調なようです。
こちら、諸々取りそろえて老若男女オススメの逸品になっておりますですよ!!
とあまりにも大胆な言い切りで書き出してみるのはどうでしょう......。
**
で、今日の主題。
ここ最近、夕食を自宅で食べることがあまり無いので、リビングのテーブルを意識していなかったんですが、ふと気づくと大量の植物が!
植物にハマっている同居人がいつの間にか沢山買っていたようです。
ハマりすぎて、食卓の半分を占領するだけにとどまらず、父親への誕生日プレゼントも盆栽で決めるという徹底ぶり。
この写真には写ってませんが、ランのでっかい鉢もあり、食虫植物代表としてハエトリソウも加わり、さらなる大型補強として水草も来日しております(水槽と諸々の設備付き!)。
この分では、僕の自宅が植物園になる日もそう遠くないでしょう。
まかり間違って腐海みたいになった時は、誰か助けてください。
ちなみに、最近は暖かかったり寒かったりで妙な気候ですが、植物はビックリするほど元気です。
元気、ちょっと分けて!!
平林(ベランダで家庭菜園をもくろんでます)
(次回こそQJっぽいこと書きます)
晴海ふ頭にて
2010.4.13
週末、行ってきましたよKAIKOO POPWAVE FESTIVAL'10!
前日までの寒さがウソのように晴れ上がった東京の空の下、フェスシーズン到来を告げる、まさに"邂逅"の二日間でした。ということでまたもや長めのアップですんません。
【4月10日(土)】
少しのんびり行くと、すでに入口は長蛇の列。
みんな片手にお酒を持って笑顔が止まらない模様。
私もチューハイなどを飲みながら会場に入ると、
目の前に広がるのは海!
なにこの素敵な空間ー!!
メインのKING&QUEEN Fieldにてすでにはじまっていたgroup_inouを観る。
いつにも増してMCのcpくんの動きが激しく、imaiくんが客を煽る煽る。
「BPM200についてこい!」とはなんて漢。
WRENCHは昔AIR JAMで観た時よりもなんかたくましさが増してる気が
するんですが、相変わらずSHIGEさんの声は高く、そして轟音。
轟音気持ち良い。
そのままメインステージでソウルフラワーユニオン。
本当にフェスの似合うバンドですなー。
「平和に生きる権利」から始まり「満月の夕」でしっとりした後は、
「海行かば~」や「エエジャナイカ」などもう踊る踊る踊る!
メイン会場を見渡せる階段があるのですが、踊りながらふと見上げると
みなさんがあまりの熱気を写真に収めてました。
しかも! すべての演奏が終わった後、中川氏がおもむろに何かを客席に
ほおり投げたところ、見事に私の足元に落ちたのです。
人生で初めてのピック!
若干隣の人と血みどろの取り合い合戦に突入しかけましたが、明らかに私の
まん前だったので勝利!
きゃほーい!!
ここで会場をぐるり。
DEXPISTOLSのお客さんはでかいサングラスが多い。
mouse on the keysちょっと観たかったのだけれどお腹がすいちゃったので
フードコートへ。
フェスってご飯もおいしくて良いですな。
焼き肉うどんなるものを食す。汁が欲しい。
と思っていたら遠くから荘厳な爆音が。
嗚呼、MONO! 始まってるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
うどん詰まらせながら会場に行くと、まだ夕方なのに超異空間。
うわぁ。怖い。
怖いくらいにカッコイイです。
REBEL FAMILIAもちょっと覗きつつ、主催者のDJ BAKUもちょい見しつつ、
なんとな~く一回会場の外にふらりと出たら、
ギターパンダさん発見!
清志郎さんとやってたりする実はすごい人なのですが、
人懐っこい笑顔で下ネタバンバン歌うから近所から苦情が来てました(笑)。
降神も観たかったのですが、テント激混みで入れず。
二日目もあるのでお蕎麦食べて帰宅。
この時点ですでに筋肉痛。
【4月11日(日)】
つい洗濯物なんぞを干してたら(主婦!)若干到着が遅れ気味。
今日も超良い天気!
ぐだーっと行って、COKHEAD HIPSTARSでちょっとテンション上げて
でも日差しが強いからなぜか建物内で塗り絵なぞを知らない子どもたちと
やったりなんかしていたら、sleepy.abもキセルも聞き逃す。あれ?
これはまずい! と七尾旅人に走ったら会場がびっくりするくらいの人で
埋まっておりました。ありゃりゃ。
七尾氏曰くの「援交少女」の歌などを微笑ましく聴きつつ、
神聖かまってちゃんのmonoくんがいたので話しつつ、
「Rollin'Rollin'」がかかったらみんながダッシュで前になだれ込んでいくのに
つられてなだれこみつつ。フェスを満喫。今日もお酒がおいしいです。
テントの混み具合に恐れをなして、どうしても「あらかじめ決められた恋人たちへ」
が観たかったので早めにイン。
好位置をキープ。
「あら恋」想像以上に暴れてて戸惑う。
あれ、DVDとずい分違う。でも、ピアニカが作り出す抒情性と
それを打ち壊さんばかりのバンドサウンドが変に絡み合って
他にない位相に引っ張られる。40分しか時間はないのに
フルマラソン走り抜けたような気持ちよさ(って、私1キロも走れないのに)。
そのまま環ROY。思ってたよりもTHE HIP HOP。
いつも思うけどヒップホップの方たちっておじいちゃんおばあちゃんを大事にしそうな人が
多いなぁ。と思う。コール&レスポンスも盛り上がり若者たちと共にはしゃぐ。
テントを出たら外超寒い!
ので急いでTHE BLUE HARBへ。
熱いぜ。ブルーハーブ。よくあんなに言葉がぽんぽんと出てくるものです。
雨も降りそうで降らなくて、冥王星から地球、日本、晴海ふ頭へ世界が迫ってくる。
ステージを降りる前、キャップを取り深々とお辞儀するブルーハーブ。
やっぱりおじいちゃんおばあちゃんを大事にしそう。
やけのはら+ドリアンを観たくてまたもや外のステージへ。
外なのに凄い人。ドネルケバブを食しながら幸せな空間。
再度メインに戻ってふらふらしていたら「あら恋」の劔さんに会う。
劔さんがステージに立つとカッコイイということを熱くお伝えする。
そんでもってクラムボンで締め。相変わらず郁子嬢は可愛いです。
でも、クラムボンってふわふわ森ガール愛されバンドみたいなイメージで捉えられがちですが、
まったくそんなことなくて、ものすごく攻撃的なバンドだと思う。
大ちゃんのドラムの高速っぷりとか音の大きさとか、ミトくんの雄たけびや
郁子嬢のうねるピアノとか、本当にものすごい疾走感で、追いつけない。早い。
しかも期待していたTHE BLUE HARB参加!
「あかり」を生で聴けて幸せです。しかもライブでやるのは初だそう。
うわーうわー。
ラストでミトくんが、「友達に聴かせたい歌を歌います」と「Folkloa」が始まる。
みんなでコーラスパートを合唱。合い間で「空のジュン君にも届いてると思います」と
MCが入り、「はてジュン君?」と思いつつ手を振りながら笑顔で声を届け演奏は終了。
「最後にもう一曲聴いてください」とクラムボンが舞台を降りてからかかったのは
Nujabesの「reflection eternal」で、さっきのジュン君の正体に気付く。
ライジングサンの一年目の夜にフィッシュマンズがかかってたことを思い出す。
音が繋がっていく。
音が出会いをもたらす。
まさしく邂逅。
嗚呼、幸せな季節がまた来た。
フェスの季節が到来ですよ本当に。
今日も明日もそんな空間に出会えますようにと願いを込めて。
みなさんフェス会場でお会いしましょうー。
七井
[日記]生魚な日
2010.4.12
ご無沙汰してしまいました。
編集部・平林です。
そろそろ全国的に89号が店頭に並んでおります。
皆様どうぞよろしくお願いいたします!
年度も替わりましたし、心機一転心を入れ替えて、このブログも途切れぬように書きたいと思います。
**
週末は土曜日、お昼から打ち合わせでした。
時間もちょうどいいしおなかも減ったので、「何か食べましょう~」と話しつつぐるぐる歩き回った末に入った海鮮のお店。著者さんは刺身定食、僕は海鮮丼を食して満腹。新鮮な刺身はやっぱりおいしいなぁ......。
(打ち合わせちゃんとしてますよ。マジで)
その後、移動して更に打ち合わせ。
......の後、別の著者さんも交えて土佐料理のお店で飲む約束をしていたのを忘れてお昼に海鮮食べちゃった僕のバカっ!!!!
......。
しかし、いざ出てくるとやっぱりおいしいですね、皿鉢料理。
旨い魚を頂きつつ、皆さんのお話も超絶面白くてコクーンタワーが傾きました。
というわけで、生魚づくしを堪能した一日でありました。
一週間頑張ります!
平林
89号こぼれ話
2010.4.08
桜も満開過ぎて皆さまいかがお過ごしですか?
先週末は花見で「花よりBBQ」状態だった七井です。
桜見てねぇー!
ということで明日の夜も夜桜見学に行ってこようと画策中。
さてさて、89号の発売も差し迫ってまいりましたよ。
都内だと、早いところだと明日の夜くらいには入手できるやも。
ですが、だいたい週明けくらいになると思います。
週末映画を観るのを一本我慢して(ランチもしくはディナーを削るもよし!)、
野口英世を一枚確保しておいてくださいねー!!
さてさて、そんな89号ですが、特集以外でもお勧めの記事満載です。
今日はそんななかのひとつ、
『鉄男THE BULLET MAN』の取材こぼれ話をお届け。
今作は塚本晋也による『鉄男』の復活ということで
かなりの注目を集めていますが、Quick Japanではその塚本監督の撮影を
主演を務めたエリック・ボシックさんにお願いしました。
エリックさんはモデル業でも活躍する、超・王子!
カメラを片手に「よろしくね~」と声をかけてくれる姿は
さながらガラスの靴を拾ってくれた王子様のごとし!!
ですが、話を聞けば日本のアングラカルチャーにどっぷり漬かってきた
ヲタであることが判明。
カナダでの高校生時代から塚本作品を愛してきたという
真正ヲタ!
現在はカメラマンの仕事などもなさっているということで、
映画と「撮る・撮られる」関係を逆にした撮影をお願いしたところ、
アイディアが出てくるわ出てくるわ。
撮影風景の一コマ
仕上がりがかなりかっこいいことになっております。
お楽しみに!!
そうそう、今号の校了中の3月20日にものっそい忙しいさなか
編集長に内緒で行ってきましたタワレコ新宿店屋上。
そこではスチャダラ×ソウルセットのスペシャルライブがぁっ!!
ギリギリで走って向かった先ではソウルセットが
「Innocent Love」を熱唱中。ああ、カッコよすぎる。
お客さんのほとんどが30代以上ということもあって、
ぴょんぴょん跳ねるような感じではなかったけれど、
皆さんの深い愛情がひしひしと伝わってくる良いライブでした。
私たちの横でいつも鳴ってたね、スチャダラもソウルセットも!
スチャダラも「FUN-KEY4-1」から始まって
照れながらの客席のコール&レスポンスもあり、充実した
1時間半。
最後は全員でコラボ曲「STARDUST」「NEVER ENDING BEATS」。
ガチで聴けて幸せな昼下がりでした。
もちろんその後は89号の仕上げに奔走。おかげさまで皆さまの元にも
もうそろそろお届けできます。
ということで、Quick Japan89号は間もなく発売です。
皆さまお楽しみに!!
七井