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web special 2013.8
Quick Japan vol.109 百田夏菜子125ページ全力特集号 刊行記念
川上マネージャーを囲む会 part.2
川上アキラ×小島和宏(フリーライター)×藤井直樹(QJ編集長)
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第1章 本当はニューカレドニアだった!?
藤井 今日は『Quick Japan vol.109』百田夏菜子特集号のことをいろいろと振り返っていきたいと思っています。いきなり裏話になっちゃいますけど、本当は当初のロケ地、奄美大島ではなかったんですよね(苦笑)。
川上 そうですよ。ニューカレドニアという話で楽しみにしてたのに。あれ、なんで飛行機が飛ばなかったんですか?
小島 完全にニューカレドニアに行くつもりで荷造りもしていたら、前日になって編集長から「明日、飛行機が飛ばなくなりました」って連絡があって「えええーっ」と。
藤井 機材トラブルだそうです。週に数便しか飛んでいないので1便飛ばないと、お客さんが乗り切れなくなるんですよ。フランスから日本にやってきた人たちが、まだ成田にいる、という状況で。
川上 なるほどね。僕は仕事も含めて、過去に3回、ニューカレドニアに行っているんですよ。あの海の綺麗さを知っているので、せっかくだから夏菜子ちゃんにも見せてあげたいなぁ、と。
藤井 本当にすいません。「今回はどこへでも好きなところに連れて行きますよ」と約束しておきながら……。
川上 いやいや、こればっかりは仕方ないですよ。
小島 ただ本人もすっかりその気になっていたじゃないですか? それは本当に申し訳なかったな、と。
藤井 ギリギリまで待てば行けなくもなかったんですけど、それだと現地での撮影時間が半日しかとれない。雨が降ったらおしまいですから、あきらめざるをえなくて。
川上 そういえば、僕が初めてニューカレドニアに行ったときって、本当に偶然だったんですけど、松崎さんと一緒だったんですよ。
小島 松崎さん?
川上 松崎しげるさん。
小島 へぇ~、マジですか?! まさに「南国」ピーナッツさんだったんですね(笑)
川上 テレビ番組のロケで。そんなこともあって、なんかいろいろと繋がっているなぁ~、と思ってたんですよ。今回の特集号の大反響御礼ということで、いつか連れてってやってくださいよ、ニューカレドニアに(笑)。いいんじゃないですか、ほかの4人から「またアイツばっかり特別扱いかよ」って言われるぐらいで。
藤井 もうすでに言われてるような気もしますが(苦笑)。
小島 結果論ですけど、急遽、奄美大島に変更してよかったですよね。天気にも恵まれたし。夏休み前のタイミングだったから、どのビーチに行っても、ほぼ無人の貸切状態。一応、ビーチの前にはバス停はあるんだけど、夏休み期間中しか停まらないから、誰もやってこない。
川上 いやぁ、素晴らしかったですよね、本当に。
小島 もし他の離島を選んでいたら、最終日に台風が直撃して、東京に帰ってこれなかったんですよね。軒並み、欠航になってましたから。奄美だけセーフで、あぁ、やっぱり天気に関しては「持ってるなぁ~」と実感しました。
藤井 2泊3日の取材旅行だったんですけど、写真に関しては初日の段階でかなりの手応えがありましたからね。本当に凝縮された、濃い取材旅行でした。
小島 これは本誌では書かなかったんですけど、夕陽をバックに撮影しているときに「10代最後の夏の思いを、夕陽に向かって叫んでみたら?」と振ったら、間髪をいれずに大きな声で「こ・く・り・つーーっ!」って叫んだんですよね。本当に彼女の中でっていうか、ももクロの中で国立競技場という目標は常に頭のどこかにあるんだなぁ、と。あの瞬間は、ちょっとジーンときちゃいましたね。
構成=小島和宏
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