スペシャルコンテンツ
本誌史上最大の140ページというボリュームで展開された有安杏果特集だが、じつは入りきらなかったコンテンツがいくつかある。
たとえば、母娘対談のラストにも記したように、本人の「19歳のうちには出したくない！」という強いこだわりで見送ることになった、中学校の卒業文集に綴った「20歳の自分への手紙」（ならびに、当時の自分に贈る返事の手紙）を筆頭に、本来ならば掲載されるはずだった企画もあれば（じつは本人にもナイショで進めていたプロジェクトがあったのだが、残念ながら締切に間に合わず……）、セルフポートレートの出来栄えがあまりにも素晴らしすぎたため、ページを譲る形で消滅してしまった企画も……。
というわけで、今回は「全力特集延長戦」として、有安杏果がたったひとりでラジオ日本『真夜中のハーリー＆レイス』に生出演したときの密着レポートをお届けする。
すでにポッドキャストの配信は終了しているのだが、この企画に合わせ、ラジオ日本のご厚意により、12月12日まで期間限定での再配信が決定！ 記事では放送中の杏果の様子をメインに描写したため、番組内でのトークなどについては、そこまで深くは掘り下げていないので、ぜひともポッドキャストと併せてお楽しみいただきたい。
＜番組情報＞
『真夜中のハーリー＆レイス』
1422kHz ラジオ日本 毎週（火）27:00～28:00
・番組公式サイト
http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/nwa.php
・ポッドキャスト配信サイト
http://blog.jorf.co.jp/bijuuradio/
・番組公式Facebook
https://www.facebook.com/HandsomeRace
- (2014.10.21 公開)
深夜4時1分の、有安杏果 （page1/4）
ある日の深夜、いつものようにラジオをつけっぱなしにして仕事をしていたら、耳を疑うような情報が飛びこんできた。
「来週のゲストは、ももいろクローバーＺの有安杏果さんです！」
そのとき聴いていたのは、ラジオ日本の『真夜中のハーリー＆レイス』（毎週火曜、27時～28時に放送中）。この番組は生放送なので、来週のど深夜に、有安杏果がたったひとりでソロ仕事をする、ということになる。
この番組のＤＪを務めているのは清野茂樹アナウンサー。ももクロのビッグマッチではおなじみの存在で、8月の『桃神祭』でも有安杏果vs天龍源一郎の“滑舌選手権”を生実況し、玉井詩織のビンタでメガネをステージ下まで叩き落とされていた。
新日本プロレスなどの実況中継で活躍している清野アナが担当しているこの番組は、基本線はプロレスが軸になっているが、プロレスラーやプロレス好きの有名人だけでなく、まったくプロレスに関係のないゲストも登場している。広い意味で「プロレス的」な匂いのする人だったらOK、ということなのだろう。
実際、ももクロからも過去に高城れにが生出演。さらにマネージャーの川上アキラも登場しており、結構、ももクロには縁のある番組なのだが、杏果登場は予測していなかったので、ハーリー・レイスのバーティカル・スープレックスを食らったような衝撃を真夜中（というか、ほとんど早朝）に襲われた。
さっそく、清野アナに「来週、生放送を見学しにいってもいいですか？」と連絡を入れる。ひょっとしたら、まったく記事にならずに終わってしまうかもしれないが、とにかく、その瞬間を目撃しておきたい。いずれ『クイック・ジャパン』で特集を組むときに、なんらかの形で役に立つのではないか、という想いもあった。
小島和宏＝文
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